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「どうせ無理だよ」って言われると、「そんなことないよ、できるよ!」 いつもムキになっていました。
公園のいちばん高い木に登ってみせたのも、揺れてるブランコからジャンプしたのも、無理だって言った人たちを驚かせたかったからです。
本当は手のひらが擦り傷だらけになったし、足の裏がジンジンしびれて泣きたかったけど。
「すごーい! 私もやってみる!」
みんなが瞳を輝かせるのを見たら、そんな痛みはもう吹き飛んでしまうのでした。
大人になっても、私はあの頃と同じみたいです。
社会に出た女性は、まだまだ我慢しなくちゃいけないことが山ほどあります。
壁にぶつかった時、
「女だから」「忙しいから」「子供がいるから」「お金がないから」
そんな言い訳をよく聞きます。
でも、本気になれば何だってできる。私はそう信じています。
後ろを向きたくなる時も、つっぷして泣く時もあるし、一人じゃどうにもならない時もあるけれど。
なんとかしてそれを越えたら、そこには見たこともないような自分が、必ずいるはず。
そんな自分に会いたくて、私の冒険はつづきます。
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